配当金以外にも、保有している株で稼ぐ方法があるって知っていますか?
実は貸株サービスを使えば、含み損で塩漬け状態の株からも稼げます。
「勝手にお金が増える仕組み」を1つ増やせるので、活用しない手は無いですよ!
貸株とは?
貸株は名前のとおり、株を貸して金利をもらえるサービス。
「株貸してくれてありがとう!お礼に少しお金払うね!」っていうのをイメージすると良いかと。
配当金以外にもお金を貰えるなら、貰わない理由はないですよね!
長期投資している人と相性が良いです。
長く保有する銘柄は貸し出して、金利を稼ぎましょう。
含み損で塩漬け状態って場合でも、これなら少しでも取り戻せますよ。
ちなみに貸し出している株も、売りたいときすぐ売れます。
貸株サービスを利用できる証券会社は複数あり、私は楽天証券を使っています。
楽天証券で貸株を設定する方法
まずは貸株サービスを利用するための申請を行います。
楽天証券にログインし、マイメニューから「申込が必要なお取引(信用、先物・オプション、FXなど)」をクリックします。
国内株式に「貸株サービス」があるので、そこから申請を進めましょう。
申請が終われば、貸株ができる状態になります。
次は株を貸し出す設定をやっていきます。
「国内株式」「貸株」と進みましょう。
貸出設定欄の「変更」をクリックします。
この画面で1銘柄ずつ、貸株設定ができます。
貸し出す数量、株主優待や配当金をどうするかの設定です。
私は基本的に「全貸」「優待・有配優先」を選ぶようにしています。
簡単に言えば、「株は全部貸し出す、優待と配当金は必ず欲しいからよろしく」って設定です。
今回は1銘柄で説明しましたが、一括で設定可能です。
複数保有名がある場合は、一括設定の方がラクです。
最後に、購入した銘柄が自動で貸し出されるように設定しておきましょう。
「貸株各種設定」に進みます。
一番上の「新規購入(入庫)銘柄の自動貸出設定」を「自動で貸出す」に設定しましょう。
これで購入するたびに貸株を設定する手間がなくなります。
貸株のデメリットは雑所得になること
貸株のデメリットは、貸株金利は雑所得ということ。
確定申告が面倒だから特定口座を使っている人は、貸株をすることで確定申告の必要が出てきます。
確定申告をしたことがない人は抵抗あると思いますが…金額は楽天が出してくれますし、想像しているよりは簡単ですよ。
あともう1つ。
貸し出している間に配当金の受け取りが発生したら「配当金相当額」として受け取ることになります。
配当金として受け取るはずのものが、配当金相当額になるわけです。
これも雑所得になるので注意してください。
楽天証券のほうでも記載があります。
貸株金利・配当金相当額は、税区分上「雑所得」または「事業所得」となります。
税区分が異なるため、株式等の譲渡損と相殺はできません。
また、配当控除の対象とはなりません。
楽天証券 – 貸株サービスの基本ルール
貸し出し中は持ってない状態ってことなので、当然株主優待ももらえません。
でも楽天証券には、そのあたりに対応した設定もあるので大丈夫です!
必ず株主優待・予想有配優先で設定
楽天証券の貸株には3つのコースがあります。
- 金利優先
- 株主優待優先
- 株主優待・予想有配優先
選ぶべきは「株主優待・予想有配優先」!
株主優待や配当金の権利確定日に、自動で株が返却されます。
なので貸株をしながらも、株主優待や配当金が受け取れるわけです。
設定説明のとき私が選んでいたのがコレです。
これで配当金相当額は配当金として受け取れるようになります。
正直、配当金を配当金相当額で受け取るメリットは思い浮かびません。
なので「株主優待・予想有配優先」を選ぶのが良いと思います。
あとは月1万円の配当金をもらうためには、どの程度の金額と利回りが必要なのかもチェックしておきたいですね。
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